【さわの日々.com】

普通のおばちゃんがやっている生活の工夫

受験の友 中学受験の勉強中でも読書がやめられません

受験の友 こんな風に我が家は受験を乗り越えました vol.11 受験勉強中にトイレで本を3冊ドボンしました

本好きに育った娘


別のカテゴリ、「ヤフオクは我が家の救世主」で書きましたが、本が大好きな娘です。

 

さわこは在宅でパソコンのお仕事をしていました。

さいころ、自分の仕事がはかどるように、和室にいる娘の周りに本をばら撒いておとなしくさせていました。

 

小学校の途中で引っ越しをしましたが、転入先の小学校の図書館は開放的で明るく、さらに本好きになりました。

今まで住んだ家の近くには、必ず公営図書館もありました。

 

子どもが生まれた時に、夫婦で子供の本代だけはケチらないで買ってあげようと誓ったのものの、新しい本ばかり買うと財政破綻です。

ヤフオクのまとめ買い、ブックオフでのまとめ買いなど、ずいぶん中古本に助けられました。

sleep50notenarai.hatenablog.com

 

そのように育った娘は小5当時、最低でも月に10冊、多ければ30冊くらいの本を読んでいました。

 

お出かけ時にも本は手放せませんでした。

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DSはやめられても、読書はやめられない


塾に通い始めると、まず週3回塾に時間を取られます。

学校の宿題に加えて大量の塾の宿題もでます。

 

週に1回ですが、英語教室にも通い続けていたのでそこでも時間を取られます。

当たり前ですが、今までのように読書をする時間がとれません。

そんな娘は、小6の夏休みくらいまでは、それなりに読書と流行っていたDSは続けていました。

 

親も中学受験というものに対する考えが甘く、まあ気分転換になればとこのような状況は見て見ぬふりをしていました。

しかし、さすがに夏を過ぎるともっと受験モードに切り替えてなさい!とイライラしてきて娘に詰め寄りました。

 

目の前にあると遊びたくなるからと、すんなりDSは差し出しました。

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しかし、次はもっと大敵の本です。

 

この読書好きついて相談をしたり、愚痴を言うとたいていの方は、読書まで辞めさせなくてもと仰います。

しかし読み始めたら、1冊終わるまでやめない、目の前のこともせずに読書に没頭する娘にさすがに私も怒り心頭になってきました。

 

「いい加減にしなさい!合格したら好きなだけ読んでいいからやめなさい」何度かこのやり取りをしましたが、ついつい手を出す娘。

 とうとう、目の前にあると読みたくなるという理由で大量の本は本棚から出して、段ボール箱詰めました。

12箱作り、ベッドの下に片づけました。

 

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 残った本をトイレで読む

12箱片づけたからといって、全てではありません。

娘が何度も繰り返し読んでいたハリーポッターシリーズや、青い鳥文庫は全て段ボールの中です。

 

しかし、中学受験でよく出る作家や、塾でお勧めされた作家の本、勉強に役立ちそうなものは全て本棚に入れたままでした。

すなわち、中学受験の国語でもよく出る作家の本や、社会と理科に役立ちそうなものはだしっぱなしでした。

 

冬になると、セーターやトレーナーを着ているので、娘は文庫本をおなかに隠してトイレに籠り本を読んでいました。

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ある夜、「ギャー」とトイレから声がします。

びっくりして駆けつけると、青い鳥文庫の「黒魔女さんが通る」が便器の中に落ちていました。

トイレに座る際に、便器に落としてしまったようです・・・ 

 

娘は段ボール箱に入れるふりをして、お気に入りの数冊はクローゼットの奥に隠していました。

12歳ながらあっぱれです!その姿を見ると、怒るより笑ってしまいました。

 

そして年が明け、2回目は同じシチュエーションで、森絵都さんの文庫本を落としました。さすがに中学受験によく出る作家の本です。

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それなら気分転換にリビングで読めばといったのですが、読み始めたら1冊読破したい。

トイレが一番落ち着いて早く読めるから、と。もう呆れてしまいます。

 

そして3回目は、外山滋比古さんの「思考の整理学」です。

娘は模擬試験の国語で外山滋比古さんの文章が出題されたときに、まったくわからず買ってほしいとせがまれ買ったものです。

 

しかしその後、どうしても難しいから読みたくないし本棚にあるのも嫌、と私の本棚に移動させた本です。

とうとう読む本がなくなり、親の本棚から外山滋比古さんを取り出し読んだと知って呆れるやら感心するやら。

 

残念ながら3冊とも、そのまま燃えるゴミとなりました。

 


 

これには後日談があります。なんと娘が受験した中学の1校で、外山滋比古さんの文章が出題されました。

本当の話です。娘は「わかった」と自慢げでした。