個人情報と社員教育
(この記事は、受験のカテゴリーではなく、ネットショッピングのカテゴリーにしました。)
娘の中学受験の時、ネットで学校別過去問題解説の教材を購入しました。教材は、娘には合ったようで良かったのですが、終了後にお粗末なことが起こりました。
買った経緯
12月にやっと過去問に手をつけ始めた娘ですが、わからない問題も多く、赤本の解説だけでは理解できません。
塾では通常授業以外は受講しておらず、学校別の対策を全て先生に聞くのも難しい。親も聞かれたも分からない(^^;
パズルみたいな数学はいきなり聞かれてもわからず、教えようとすると自分で勉強しなくてはいけませんが、働いており時間はとれません。
そんな時に、ネットで過去問解説教材を見かけました。
若干怪しい感じもしたのですが、もう切羽詰まっていたんですね(今から考えると)、購入しました。お値段は忘れましたが、2万円台です。
赤本の解説にくらべ、この解説はすんなり娘の頭に入ったようです。
そして一番良かったのは、親が教えて険悪な雰囲気になることが回避できたことです。これ一番困るんですよね(^^;
子供もやる気が削がれるし、家全体がどんよりしてしまいます。特に娘は自室で勉強せず、リビングのテーブルで勉強をするタイプだったのでなおさらです。
みんなのアドレス丸見えなんですけど
そして受験も終わった2月中旬の土曜日、ちょうどショッピングセンターでブランチをしたいたところです。
この運営会社よりメールでアンケートが届きました。いつもならスルーするところですが、なぜかこの時は反応して即見てしまいました。内容は一般的なもので、良かった点、改善点などなどです。
しかーし、一つ大問題がありました!
複数人に送ったアンケートのようですが、送り先のアドレスがすべて丸見えです。
どうやらアドレスを全て「CC」に入れてしまったようです。これってヤバいんじゃないの! 運営会社に教えてあげなきゃと、少し静かな場所に移動して運営会社に電話をしました。
受話器をとった若い男性に、この事情を説明しました。
私はフリーアドレスから申し込んでいたのですが、中には 有名企業の 「個人名.co.jp」 や 有名学校法人の 「個人名.ac.jp」. なども散見されました。
私のつたない知識では、個人を特定できるものは個人情報。
フリーアドレスで個人を特定できないものはいいですが、この羅列されたアドレスの中には特定できるものが含まれています。
おまけに、中学受験というのはデリケートな世界です。12月にこの教材を買っているということは、対象校を受験している可能性も高くなります。
その後(お詫びメール)
その数時間後に、私のアドレスに2通のメールが届きました。
1通目は全体に出されたお詫びメール(一部抜粋)がこれ↓
この文章の書き方に”イラッ”としました。私の”イラッとポイント”は、
「今回はあくまでPC操作上の個人的な未熟な点の上で発生」教育はしているものの、個人的な未熟な点での発生という一文。
そんな未熟な従業員に操作を任せるなよ、っていうところ。
もし個人の未熟が原因なら、教育が行き届かなかった弊社の責任でございますと、一個人の責任みたいな文章にせず、会社としての責任という風にしましょうよ。ネットで商売している会社でしょ!
私に対しては別途届いた、2通目のメール(一部抜粋)がこれ↓
電話の一本くらいあるかな、と思ってましたがこれっきりです。本当に、教材は役に立ったため、残念でなりません。
もし、最初からこんな企業体質の会社だと知っていたら、申し込んはしなかったと思います。
ネットショッピングをよく利用している私ですが、いろいろ考えさせられた一件でした。