始発電車の座席争奪戦
今日は平日ですが、用事があり仕事を休んで都心にでかける用事がありました。
久々に、少し前まで通勤で使っていた電車に乗り込み、あまりの混雑ぶりに辟易しました。
そして、4年間にわたって繰り広げていた始発電車の椅子取りゲームを思い出しました。
毎朝、バタバタと家をでます
今の家に引っ越す前に、始発電車の停車駅に住んでいました。
通勤電車に40分揺られる身です、座りたい。
そのために、電車の入線前に駅にたどり着かなければなりません。
自宅を7~8分早めに出る必要がありました。
夫は、そんなにしてまで座る必要は感じないというのですが、私はここで座れるかとても重要でした。
朝起きて、お弁当を作り、簡単とはいっても朝食の用意。
自分の身支度を整え、朝食を食べ、食べた後の片づけをして家をでる。
朝の時間はバタバタです。
そして電車に乗るわけですが、ここで座れると30分程度は文庫本を読んだり、スマホを触ったりして、少しのんびりできます。
また、眠いなぁと思えば30分以上も睡眠時間の確保ができます。
立ってても文庫本を読むことと、スマホの操作はできますが、途中の駅から劇混み状態になるのでそれを続けるのも一苦労の日があります。
また、立ったまま寝る技は持っていませんの睡眠時間の確保はできません。
要は朝の通勤電車で座れるかどうかは、疲れて会社にたどり着くか、いったん疲れをリセットしてたどり着くかの大きな違いがあります。
座れる確率はどれくらいあるのでしょうか
私は女性専用車両に乗っていたのですが(単純にそこが下りた際に便利だったから)、
朝の座席争奪戦はかなり凄まじいです。
私の所感ですが、前から2列目までは100%。
3列目までにいれば、座れる確率は90%以上。
自分の並んでいる前にいる人が通勤、通学客ばかりの場合は、ほぼ安心です。
たまに、乗りなれない人がいると、扉が開いても素早く車両に入ってくれないので座れない場合があります。
5列目になると、座れる確率は5%以下。
よほど前の人達の目指す座席がほぼ同じあたりのためぽっかり1席空いていたというような超ラッキーな場合だけ座ることができます。
この場合は諦めて、立ってて楽な扉と扉の中間位置で立ちます。
なぜ次に始発を待たないかというと、次の始発用にすでに人が並んでいるので、確実に座ろうと思うと「次の次」の始発を待つ必要があるからです。
そうなるとさすがに時間も遅くなり、待つために立つ時間が長くなりすぎるので、立つという選択をしていました。
激戦は4列目です。前の3列の人がどの方向に進むのかを一瞬で見極めて、目指す座席にピンポイントで進みます。
案外、車両に入ってすぐの扉横の席が空いてたりします。
ここには目がいかないのか、あるいは途中から乗ってくる人が混雑のため、かぶさってくるからなのかは不明です。
扉が開いてから10秒程度は、運動会の椅子取りゲームさながらの光景です。
お尻を突っ込んだ方が勝ち、大人なので「じゃんけん」になることはありませんが、一緒に席を目指してお尻を突っ込んで負けた人が舌打ちしている光景も何度も見ています。
女性専用車両だけではなく、もちろん一般車両も同じです。
慣れるとどんどん強くなる
たまに、女性専用車両までたどり着けず1両前に乗ることもありました。
毎朝、娘と小6で同じクラスだった、とてもおとなしい物静かな男の子が並んでいました。
4月は扉が開くギリギリまで文庫本を読んでいて、まあ吸われたらいいかなというスピードで車両に入るので、私より前に並んでいても座れないことがありました。
それが、梅雨の頃には入線のアナウンスがあると、いったん本を鞄に片づけ臨戦態勢をとり車両に乗り込み必ず座るようになっていました。
娘に伝えると、〇〇くんでもそうなるんだ、と驚いていました。
正直、都心への通勤を始めた時に、通勤電車の混雑ぶりは驚きました。
仕事を始めた際には、仕事が続くだろうかという仕事への不安よりも、この通勤への不安の方が大きかったです。
しかし慣れって怖いです、人間って強いです!
しっかり朝の椅子取りゲームに参加して座席を確保していました。
現在は始発駅ではないので座れませんが、今は毎朝、つり革確保に励んでいます。
時差通勤等叫ばれていますが、本当に通勤電車の混雑なんとかならないのかと思わずにはいられません。