35年前のように、おばちゃんの夜は更けました
学生時代の友人との交流が復活
学生時代の友人が東京で用事があったらしく、我が家へお泊まりに来ました。
その昔、彼女は学校の近くで下宿をしており、私は自宅生。
よく下宿に泊まらせてもらい、冬は鍋、夏は何を食べていたのか思い出せませんが、ビール片手に夜中まで喋っていたものです。
それからお互いが結婚、住まいも離れ20年間くらいは年賀状だけの付き合いになっていました。
それが2年前に、スポーツ観戦に来た折に一緒に夕飯を食べたのを機に、また交流が始まりました。
空の巣症候群になった友人
2年前、彼女は3人の子供があいついで独立し、空の巣症候群になっていました。
それと、更年期障害で気弱になっているとも、気づいていたようです。
これではいけないと、ジムや趣味の集まり、パート勤めも始めたりしていたのですが、
心にポッカリ空いた穴はなかなか埋まらなかったようです。
彼女は昔から「興味津々丸」で「活動的」。リーダーシップもある素敵な女性です。
そんな彼女が「この世から消え去っても悔いはない」、と聞いたときは、鬱になってしまたんじゃないか、と心配していました
その後も連絡は取り合っており、だんだん元気を取り戻していることは感じていました。
家族のカタチ
聞くところによると、家族でグループLINEを作り、そこから新しい形で家族がうまく回るようになったらしいです。
家族全員、野球が大好きです。
ご主人が「東京ドームの◯月◯日試合に行きます。誰か来ませんか?」と呼び掛けたところ、なんと家族全員がドームに集まったそうです。
その後、彼女がLINEで「ロサンゼルスに行きたいんだけど、誰か一緒にいってくれませんか」と呼びかけ、何と息子さんと2人でアメリカ旅行もしたそうです。
居住地がバラバラのため、空港待ち合わせ、空港解散で、息子さんと2人っきりの旅行は初体験だったそうです。
うちの家は現地集合、現地解散だけど、それでいい! 連絡手段もLINEがほぼ全てだけど、これがウチの家族のカタチと考えたところ、気分が晴れたということです。
息子さんたちが結婚をすると、また新しい家族のカタチになるのでしょうが、彼女曰く。
消えてなくなりたいと思った空の巣症候群を乗り越えたから、
「何があっても大丈夫、きっと成るように成る!」
「私も一人でどんどん出かけることにした」
「趣味のハンドメイドの販売も始めるんだ」
と、憑き物が落ちたように、元気になっていました。
来週末はそのハンドメイド作品の初販売会だそうです。
私は結婚が遅く、子どもを産むのが遅かったので、娘はまだ大学生です。
就職して家から出て行くと、私も空の巣症候群にならないかな、と心配になっています。
今週もダンナも帰省せず、子どもは友達の下宿にお泊り。
学生時代に戻ったおばさん2人は、夜中3時までビール片手に語りつくしました。
来週は家族がいるので誰も来ませんが、再来週は別の学生時代の友人がお泊りにやってきます。
我が家は最近なぜか大賑わいです。