受験の友 こんな風に我が家は受験を乗り越えました vol.29 中学受験のための正月特訓は受講させるべきか?
正月特訓を受けるべきか否か
中学受験を思い出すと、そろそろ志望校を決めて、冬期講習や正月特訓の申し込みが始まる頃かと思います。
ウチは、冬期講習は通わせましたが、正月特訓はパスしました。
冬期講習とダブルだと、金額がかさむこともありますが、それよりウチの娘の場合はパスした方が良いと判断したためです。
兄弟がいるとまた話は別ですが、ウチはひとりっ子です。
※ 以下は全くの私見で、すべてのお子さんや先生にあてはまるものではありません、あらかじめお断りしておきます。
その昔、よく似た業界で仕事をしていたことがあります。
講師側からすると、いくら特別手当がもらえるからといって、お正月に「やりたいです」って人は少ないのが実情です。
業務命令により仕方なく担当する場合も少なからず。(これはあくまで、すべての塾がそうだとは限りませんので)
「〇〇中学対策」と目標とする学校を定めて、そこを目指す子どもたちに絞っての講習なら受講する価値もあるかなと思います。
授業内容も目標校に特化しており、受け持つ先生も、その学校に合格させるという使命感をもっている方も多いです。
(大人の事情ですが、ここで合格させると評価も、年俸アップにもつながりますし)
また、兄弟がいる場合(特に小さい弟や妹がいる場合)は、兄弟にまで協力体制をとらせるのは難しいかもしれないので、これも場合によっては有効かもしれません。
ひとりっ子で、かつ拠点校に集まって、いくつかのクラスに分かれて受講という場合は特に受講する必要はないと思います。
クラス分けはされているのである程度まで学校は絞られていますが、試験では算数重視のA校と、まんべんなく出題されるB校では対策の仕方も異なります。
目標校はさまざまなので、完全にどこかの学校を見据えての授業ではないはずです。
さらに娘の場合に提示されたのは、いつも常行を受けている校舎ではないので、お正月に勉強道具をかかえて電車で通う必要がありました。
我が家の方針とは会いませんでした
そうはいっても・・・
お正月返上で頑張った、これだけ頑張ったのだから合格する!という強いモチベーションにつながるのかもしれません。
兄弟がいれば、他のお子さんにまで我慢をしいるのは、可哀そうかもしれません。
しかしお正月に、朝は家族連れで初詣やお出かけに出かける人と一緒に電車に、勉強の道具とお弁当を持って乗る。
そして一日講習を受けて帰り、また夜も家で勉強。
これを小学6年生にさせるのは、我が家は反対でした。
子どもには、冬期講習は参加、正月特訓は不参加で紙を持たせました。
その後も、塾側から子どもへは正月特訓も受けた方が、合格へ近づくから家族の方に伝えてというようなことを何とか言われました。
娘は、それを言われるのは嫌だから、授業開始ギリギリしか塾に行きたくないと言い始めました。
確かに、塾は受講率を上げないといけないのも事実、事業はよくわかるのですが受講させるつもりはありません。
仕方なく、私が塾に出向き(夫はこういう時は行ってくれない)、きっぱりとお断りしました。
- お正月まで一日中勉強しないと合格しないような学校なら、入学後も勉強についていけないだろう。
- 12歳の子どもには、せめて少しはお正月くらい息抜きをさせてやりたい。(まったく勉強させないという意味ではない。)
- これに参加しなかったから不合格になっても、その実力しかなかったのだから、一切塾には文句は言わない。
- などお伝えし、家庭の方針なので、もし勧誘されるのでしたら子どもではなく保護者あてにご連絡ください。
お正月はどう過ごしたか?
12/31 日中は勉強。夕方からお節料理つくりのお手伝い→テレビ(紅白歌合戦→東急ジルベスターコンサート」
1/1 近所の神社に初詣→少しだけ勉強
1/2 親戚宅にご挨拶→帰宅後に勉強
1/3 昼間でだらだらして、昼から勉強
こんな感じです。両親もパソコンをしたり本を読んだりして、過ごしました。
これが一般的なのか、そうではないのかわかりません。
また目指す学校によっても過ごし方は違うのでしょうが、我が家の場合は振り返ってもこれで良かったと思っています。