【さわの日々.com】

普通のおばちゃんがやっている生活の工夫

受験の友 チャレンジ校と実力相応校 どちらの中学を選ぶか

受験の友 こんな風に我が家は受験を乗り越えました vol.24 中学受験、難関校に進んで良かったか? 

何かのご縁で合格をいただきました

中学の合格発表の日に1年間お世話になった塾に、合格報告の電話をしました。

先生の第一声は「そんなこともあるんですね」、えっおめでとうじゃないの?と思いましたが、当然の反応です。

 

本番に強いというか、問題との相性が良かったからか「合格」でした。

 

もう1校、別のB校からも合格をいただいていたのですが、難関校とよばれるA校に進学しました。

 

これは振り返り、正しい選択だったのか私は今でも疑問に思っています。

その理由は長く続く深海魚生活にあります。

f:id:sleep50notenarai:20191006172419j:plain

受験勉強を振り返り

6年からの通塾だったので、とにかく受験に必要な知識だけを詰め込みました。

算数も苦手出したが、一番手こずったのが「理科」です。

暗記物はよいのですが、「溶解度、てことばね、電気、運動」今思い出してもゾッとします。

 

どう乗り越えたかというと、同じような問題をパターン化して繰り返し演習する。

ひたすら、こればかり。

パブロフの犬ではありませんが、こういう問題なら、このように解くというパターン練習です。

 

算数の図形問題もこの理科と同じ方法で得点アップのためだけの勉強をしました。

自慢に聞こえたらスミマセン、コスパのよい勉強で乗り切りました。

 


授業についていけず深海魚生活へ

おかげさまで無事に合格できたわけですが、理科は中学の授業に全くついていけません。

数学の図形についても似たようなものです。

 

授業の際に先生がよく「これは塾で習っていると思うけど」という前置きをされるらしいですが、「そんなの知らないよ」とよく愚痴っていました。

最初の基礎項目は、さらっと流していかれるのでわからなかったようです。

 

B校に進学したお友達に聞くと、数学も基礎問題からやっていったと聞き、娘はそう思ったのでしょう。

 

私も中学2年生くらいから、娘の成績についても心配になり、インターネットで「深海魚」なる言葉を知りました。

成績が悪く、沈んだまま。深海魚はずっと海の底へ沈み、そこから浮きあがることがないためにそう呼ばれているのだとか・・・

 

高校になっても、物理と化学、数学Bの成績は、クラスの下から1,2番。

もちろん補習と追試も常連でした。

さらにレポートも書いて何とか単位をもらい、落第だけはしませんでしたが、娘は大変だったと振り返っています。

f:id:sleep50notenarai:20191006172350j:plain

 

一番悲惨だったのはこの2教科ですが、他の授業もついていくだけでアップアップでした。

学年の下から10%あたりをウロウロしていました。

 


結局、何が正しかったかはわかりません

ほとんどの方は小4までには通塾を開始されていたようで、各教科とも基礎から学んでいらっしゃいました。

現在、娘は塾の講師バイトをしています。

 

やっぱり中学受験で難関校を目指すなら4年生から、最低でも5年生から塾通いしないと入学してから可哀そうと言っております。

 

それと、実力相応の学校に進学することは大切とも言っています。

 

B校ならもっと、楽しい中高生活が送れたのではないかな、と今でも思うようです。

 

ただ、A校を選んで間違いだった、とも言いかねます。

娘は、大学受験という観点で考えるとA校かB校かどちらが良かったかは、何とも言えないなぁとも言っています。

 

深海魚ではありましたが、周りの生徒さんの志は高かったです。

気の強い娘は、高3になってやっと(上の文章が恥ずかしいぐらい、また追い込みなのですが)勉強を始めました。

 

娘は、私がびっくりするくらい「厚かましい、肝の据わった」ところがあり、友達や先生に教えてもらいまくったようです。

 

周りのレベルが高かったからこそ、将来につきたい仕事について考え、学校選びができたのかもしれません。

 

娘がちょっと頑張って追いつけるような環境なら、高をくくってしまい、最後まで努力をしなかったかもしれません。

 

もしもA校を蹴って、B校に進学し結果が残せなければ、もっと後悔をしているはずです。
ただ、6年間学校の勉強に苦しむことはなかったことだけは確かだと思います。

(親も何度も呼び出され、冷や冷やして正直辛かったです。)

 

どこに進学するのが正しいかは、今をもってわかりません。

答えがでることなのかもわかりません。