子供に教えるべき大切なことは何ですか?
打たれ弱い女性
のんびりしていて、性格も穏やかな40代前半の独身女性。
2年間一緒に働いていました。
もちろんランチにも、ときどき一緒に出掛けていました。
お客様とお話しするときもやさしくて、同僚の悪口など全く言うこともありません。
ただ、欠点は
- “ミスを厳しく指摘されるとシュン”
- “自分の仕事のスピードが遅いと、誰からも何も言われなくてもシュン”
誰でも落ち込むことはあるのですが、他の人なら気にも留めないくらいのことでも、激しくショックを受けます。
ここまで落ち込まなくても、と思っていました。
子供に体験させること
ここで、衝撃な話を聞きました! というか、私にとってすごく衝撃的でした。
親の方針として
- 葬式には参列させない、死に顔も見せないし、火葬場にも連れて行かない
- 祖父母の葬式も上に同じ
- 親の言い争う姿は一切見せない
- 家の金銭事情は一切教えない
- 親からは一切叱られたことがない
彼女はひとり暮らしなのですが、よく40歳過ぎまで生活できたな、というのが正直な感想です。
今でも生活費に困ると、電車で2時間ほどの実家に行くと、お小遣いや食料を1週間分もらって帰ってくるとか。
育て方は家庭によりけりといわれそうですが、敢えて言います。
「これって育児放棄でしょ!」
子供に教えるべきこと
人間は生まれたからには必ず死にます。
今、日本では荼毘に付されるのが一般的です。
学生時代はまだしも、自分でお給料をもらうとなると、仕事でミスをしたら厳しく指導もされるし叱られます。
金銭管理、生きていくうえでとても大切なことで、お金は自動的に懐には入ってきません。
家の屋根の修理にいくかかるから、そのお金を準備しておかなきゃ、など計画的に予算組みをしなければいけません。
これらを教えずに、美しいものだけを見せて育てる親ってどうなの!
と衝撃とともに怒りが湧いてきました。
今は金銭的にも問題なく暮らしているとしても、今の時代いつなんどき暮らし向きが変わらないとはいえません。
順番ではないというものの、概ね親は子供より先に亡くなります。
子供はそのあと暮らしていけるように「生活する力」をつけておく必要があります。
勉強も大切ですが、それより大切なのは「社会の中でたくましく生きていく力」です。
生きていくということは、「きれいごと」だけではすみません。
「山あり、谷あり」です。
この世に送り出した責任として
- 生まれた赤ちゃんを見せる
- 人生の最後を見せる
- 一定年齢になったら、世の中は平等ではないことを教える
- 悪ことをしたら「ごめんなさい」と言わせる
- 間違ったことをしたら、間違っていると理解させる
- お金の大切さを子供に教えること
- そして、人に対して「感謝する気持ちを持ちは言葉で伝えること」
社会の中で生活するために、親は小さい頃より、年齢に応じてこれだけは教える必要があると私は思います。
いかがでしょうか。
久々に、雑談から怒りがわき、子育てについて真剣に考えた一日でした。