受験の友 こんな風に我が家は受験を乗り越えました vol.14 小1の挫折は貴重な経験
保育園では運動神経ナンバー1
うちの娘は保育園に通っていました。
私の就職が急に決まったのは2歳の時。
そこから急に保育園を探したので、認可は入れず、認可外保育園に入園しました。
お値段も高かったのですが、面倒見もよく、カリキュラムも充実していました。
もちろん認可に空きが出れば転園予定でしたが、その後、夫が単身赴任になりズルズルと卒園まで通いました。
カリキュラムの中には、体操もありました。
また、週1でスイミングスクールや英会話にも通わせてくれていました。
うちの娘は、大変運動神経がよく、運動会の演技披露でも一番難易度の高い技を見せてくれました。
かけっこも、もちろん1等賞です。
園児同士、また親同士も仲が良く、保育料が高いこと以外はとても居心地の良い4年間でした。
親としては、将来スポーツで大成するかもと内心ニヤニヤしていました。
小学校に入学すると、友達からおいてけぼり
娘が小学校へ上がる前に、私は体調を壊しパート勤務に変わりました。
娘の保育園から同じ小学校へ進学した子供はいなくて、その頃より近所のお友達と遊ぶ機会が増えました。
私も子どもが遊んでいるので、ママ友たちとお喋りしながら見守りをしていました。
子どもたちの走り回る様子を見ていると、あれ?うちの子は 運動神経抜群じゃなかったっけ?と疑問がわきました。
ジャングルジムの1番上まで登るスピードは中の下、公園の低い塀の上を走るスピードは下。
自転車に至っては、「速く走らないと置いていくぞ」と言われ、実際に「おいてけぼり」を食いベソをかいていたこともしばしばです。
そういえば、保育園は大人しいというか、お行儀の良い子どもの集まりでした。
体操も先生の指導で、絶えず守られながら、実施されていました。
運動神経の鉄棒や側転も、それを披露するために大人が与えたものでしょう。
これが悪いわけではありません! 保育園は感謝しかありません!
親もこの光景は驚きましたが、娘は初めての挫折にショックだったようです。
運動の面では、保育園でも褒められ続け、自信を持っていたのに全く歯が立ちません。
奮起して努力をする
気が強い娘は、よほど悔しかったようです。
最初の頃はふてくされて泣くことも多く、お友達と遊ぶのを嫌がったりもしました。
自転車に乗るのも嫌がった時期もありました。
しかしそのうち、必死の形相で自転車をこぎ、ジャングルジムも速く上がれるよう自分なりに工夫をしたようです。
私のパートがない日や土日は、お友達と遊ばない日でも公園に連れて行ってくれとせがまれ、何度もジャングルジムであがる練習をしていました。
夏休みが終わる頃には、近所のお友達についていけるようになりました。
ある集団では上位でも、別の集団に入れば順位も全く変わるという貴重な経験でした。
井の中の蛙大海を知らず
この後も転居、転校など経験し環境を変わっても、順応できたのはこの小さな(?)挫折を乗り越えたのが自信になったのかもしれません。