いくつになっても、生き生きと社会参加を
先日、職場で高齢のお客様とお話をする機会がありました。
「今年の春からパソコンの勉強をしていて、Excelを覚えて初めて表を作りました」と生き生きとお話しされたかと思うと、その前には「ネットならモノが安いんだね」という話も聞きました。
パソコン講師をしていた頃から、ずっと思っていたのですが「高齢者こそ、生活にネットを取り入れよう」ということです。
- 認知症予防
- ネットショッピングでお買い物
- 双方向のコミュニケーションが可能
他にもあるでしょうが、まずこの3点
1.認知症予防
上に書いた方は、ずっとワープロは使いこなしておられたそうです。
しかし、この春にパソコンを買われました。なのでWordはわりと簡単に操作ができ、次に大きな字の参考書を買ってExcelに取り組まれたとのこと。
ちょうど地域のお仕事で表を作る機会があり、「自分で一から作ろうとチャレンジしてみました」と、生き生きとお話しされていました。
またパソコンを触っていると、孫と話をする機会も増えたとのこと。
50をまわり、私自身も新しいことにチャレンジするのは”おっくう”で”面倒くさい”と感じてしまいます。
しかし重い腰をあげてブログを始めると、今までならボーッとテレビを見ていた時間も、書くネタを探したり考えたりするようになりました。
”脳が活性化” されている気がします。必ず認知症予防に役立つはずです。
2.ネットショッピングでお買い物
地域によっては「買い物難民」という場所も見聞きします。
また一人暮らしの高齢者などは、大きな買い物をしたいけど持って帰れないから買えない。今日は膝が痛くて買い物に行くのがつらい。
など若い人よりさらに、買い物をするのに苦労していらっしゃるのではと思います。
今、ネットショッピングではあらゆるものが売っています。イオン、イトーヨーカ堂ほかネットスーパーもたくさんあり、画面で商品を見ながら注文すると自宅まで届けてくれるサービスもあります。
また、以前の記事でも書きましたがネットショッピングで買うと、実店舗で買うより安い場合もあります。
大人用紙パンツはかさばり持ち帰りも一苦労ですが、これらも注文すると自宅まで届けてくれます。
ネットショッピングについては、1店舗で方法を覚えると他のショップやモールでも、買い方はほぼ同じで似ています。
いくつになっても、与えられるものを使うのではなく、”自分で好きなものを選び買うこと”は素晴らしいと思いませんか?
3.双方向のコミュニケーションが可能
”テレビが友”という高齢者もいらっしゃいますが、テレビは一方向から発せられる情報で、こちらの気持ちを伝えることはできません。
それに対してネットでは、簡単なところでメールやLINE、少し踏み込むとSKYPEなどの無料電話やチャットなどは双方向通信です。
相手と直接、ことばや表情でのやり取りが可能です。
また料金的にも低コスト、お子さんやお孫さんが海外にいらっしゃる場合など電話料も高額になりますが、これらを使うとタダ同然の低コストで済みます。
また、これは慣れてからの話になりますが、趣味のグループなどを見つけて参加すると、普段では知り合うことのできない若い世代とことばのやりとりをする機会も生まれるのではと考えます。足が痛くて歩くのが困難でも、社会参加が可能です。
実母はネットの世界とは無縁です
こんな 偉そうに書いている私ですが、実母はネットができません。
自分専用の機械がないのでできないというので、パソコンもあげました。
そして何度も勧めているのですが「できない、私には無理、本読まないとできないけど書いてあることがわからない」など、できない理由を探してはの繰り返し。
今頃になって「あの時にやってれば良かった」と言いながら、今も手出しはしません。
同年代のお友達もお亡くなりになられたり、外出がままならなくなった方もいて、自分は元気でもだんだんと人と触れ合う機会もへっているようで、気にかかっています。
私はうまく、自分の母に啓蒙してネットライフを送らせることを失敗しています。
失敗した私だからこそ、言いたいのです。
もし、ネットの世界と無縁のご両親や祖父母がいっらっしゃれば、ぜひ勧めてみませんか?